日本芝(高麗芝、野芝など)や暖地型西洋芝(バミューダグラスなど)は10月頃に気温10度を下回ると地上部分が茶色くなり枯れてしまいます。これは冬枯れと呼ばれ、自然なことで、春になるとまた青々とした芝生になります。
一方、この夏発生した上記写真のような黒っぽい焦茶色に変色した芝生は明らかに病気のようです。
色々ネットで検索した結果、おそらくカーブラリア葉枯病(犬の足跡病)かと推測します。
5月から梅雨明けおよび秋に発生し、降雨後に感染拡大しやすいみたいです。数cm~10cmの褐色~黒褐色パッチになり、その症状から「犬の足跡」とも呼ばれます。高麗芝での発生が多く、放置すると芝全体が枯れることもあるようです。
対処
ホームセンターでロブラール水和剤という殺菌剤を購入してみました。価格は、1300円ぐらいでした。
こちらを1000倍に希釈して、散布してみます。
その前に、焦茶色になった芝生を回収しました。
今回は3gを使用して3L分の消毒液を作ってみました。
よく混ぜ混ぜして、圧力をかけて、噴霧器で散布してみました。
1週間経過
1週間ではそれほど回復はしてませんが、悪化はしてないことは一目瞭然でした。
こちらが散布前です。
一方時こちらが散布して、7日が経過した芝生です。
そしてこちらが、1ヶ月半経過した芝生です。ほぼ元通りに元気に育っています。
散布は一回のみでこれだけ効果があったので、おそらく年に1〜2回でも十分かもしれません。
対策
まずカーブラリア菌の繁殖の場となるサッチの集積を抑えるために、刈取後の茎葉をよく回収・処
分し、除去・分解を図ることが大切です。
また散水では回数を減らすことや、午前中~昼間までに行って夕方遅くには行わないようにすることも大切です。
またロブラールも年間8回以内が推奨なので予防的に散布するのも大切みたいです。
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