AIと教育について

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MITのコンピュータサイエンス専攻の学生を対象に、AIと学習に関する実験が行われた記事を見つけました。実験では、学生たちに、まったく学んだことのないFortran言語を使って問題を解く課題が出されました。学生たちは3つのグループに分けられ、それぞれに異なるツールを使うよう指示されました。1つ目のグループはChatGPTを使い、2つ目のグループはMetaのLlamaを使用し、3つ目のグループはGoogleの検索エンジンのみを使うという条件です。

結果、問題を最も早く解決できたのはChatGPTを使ったグループでした。2番目はLlamaを使ったグループで、最も遅かったのはGoogle検索を使ったグループでした。

次に、学生たちがどれだけ問題の解決方法を覚えているかをテストしたところ、ChatGPTを使用したグループでは、誰も覚えていませんでした。Llamaを使ったグループでは約50%の学生が覚えており、Google検索を使ったグループでは100%の学生が解決方法を記憶していました。

この結果から、困難に直面しながら問題に取り組む過程が、学習において重要な要素であることが示唆されました。特に、問題を細かく分析しながら解決することが、学習の鍵となるようです。

さらに、IMFは、将来的に40%の仕事がAIの影響を受けると予測しています。そのため、学生にChatGPTやCopilotなどのAIツールを禁止するのではなく、効果的に活用する方法を教えることが重要になるでしょう。

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