NASとクラウドの比較:9年間利用して気づいた点

IT

近年クラウドで提供されるオンラインストレージを利用されている方も多いかと思います。

コロナ禍でリモートワークをされる方は、特に便利だと感じたかもしれません。

そこで今回9年間個人的にNASを利用して気づいた点を解説していこうと思います。

NASとは

NAS(ナス)とは、Network Attached Storageの略です。外付けのHDDとは異なり、LANで接続して、Wi-Fiなどを通じて無線で、複数台のパソコンからアクセスすることが可能です。

2013年4月にこちらをアマゾンで購入しました。

NETGEAR ReadyNAS Duov2 【3年保証】 2ベイ デスクトップ型NAS(ベアボーン) RND2000-200AJSとWD Red 3.5inch IntelliPower 2.0TB 64MBキャッシュ SATA3.0 WD20EFRX(2つ)です。

HDDを2つ購入した理由は、RAID1(ミラーリング)で、2つのHDDに同じデータを書き込み耐障害性を強化するためです。つまり、1台のHDDが壊れても、データが消失せず、そのまま運用ができるからです。

価格は、ReadyNAS Duov2(10,320円)とHDD(9,479円x2)合わせて29,278円でした。

9年間利用した結果、購入して非常に良かったと思います。

容量を気にしなくて良い点とセキュリティーの面です。その反面、なんでもかんでも保存して、写真などが膨大な数になってしまいました。

Google One 2TBを9年使用したら

仮にオンラインストレージのGoogle One の2TBを9年間利用したら、どうだったか検討したいと思います。

まず料金ですが、2TBの場合は月額1300円となります。

これが毎月発生するので、9年間利用すると14万円ちょっとなります。

グラフにするとこのような価格推移になります。

24時間稼働しているNASの電気料金を含めても、おおよそ2年ぐらいで価格が同じぐらいになるかと思います。

初めの2年はオンラインストレージの方が安いですが、それ以降は圧倒的にNASの方が安くなります。

ただし、火災、津波、盗難、地震などを考慮に入れると自宅で管理するNASよりオンラインストレージの方が圧倒的にデータの安全性は保たれます。

NASとGoogle One (200GB)の両方が良さそう

大切なデータは、Google Oneの200GBを契約して、NASと両方利用するのが便利かと思います。

普段はデータをNASに保存しておいて、定期的に長期保存したいデータのみオンラインストレージを利用するのが値段と安全性のバランスが取れているかと思われます。

380円/月で200GBを利用した場合のグラフは、次のようになります。

M-DISC

M-DISCとは米国Millenniata社が開発した新しい記録メディアで、耐久性を高めたブルーレイディスクやDVDです。

100年以上保存できる最高品質の光ディスクなので、写真などの保存には適しているかもしれません。

アマゾンでは、Verbatim バーベイタム M-DISC 長期保存 ブルーレイディスク 1回記録用 BD-R XL 100GB 5枚 ホワイトプリンタブル 片面3層 1-6倍速が5680円で販売されていました。

たまにしかアクセスしないようなデータの保存には、適しているかなと思います。

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