新型コロナウイルス感染拡大の影響により、仕事ができずに収入が激減した方もきっとたくさんいるだろう。
これからも何度もこのような感染症が流行する可能性はつねにある。
1つ言えることは、厳しい状況のなかでも生活していくためのお金は必要だ。
「もし億万長者だったらお金の心配をしなくてもいいのに。」と一瞬でも思い、お金持ちになりたいあなたにオススメの本がこちら。
「となりの億万長者」トマス・J・スタンリー (著)
今から20年ぐらい前に、この本を読んでかなりの蓄財劣等生だったと知って衝撃を受けた。
億万長者とは
億万長者とは、文字通りミリオネアである。
100万ドル以上の資産を持つ人。
2019年のグローバル・ウェルス・レポートによると、日本のミリオネア層は過去 12 ヵ月間で約 7%増加して300万人に達し、世界のミリオネア層の約 6.6%を占め、世界第3位らしい。
日本の成人1人当たりの平均資産額は 4.0%増加し、238,104米ドルに達している。
つまり、42人に1は億万長者となる。学校では、クラスに1人より少ない計算になる。
住む場所にもよるが、住民のほとんどが億万長者というところもある。
億万長者のイメージと現実のギャップ
派手な生活をして見栄をはる割に資産があまりないという人もいる。
高級車を乗り回し派手な生活をする人を見て、特に子どもたちは「ああ、こういう人たちが金持ちなのか……」となんとなく思うかもしれない。
しかし、そのような人たちは家計は火の車かもしれないし、大きなローンを抱えているかもしれない。
自分にコンプレックスがあり、人から成功していると見られたい人も高級車を好む傾向にある。
一方、地味な生活をしていても資産が沢山ある人たちもいる。
残念ながらメディアにとりあげても、おもしろくないのでピックアップされない。そんな地味だけど資産がたくさんある人たちに焦点をあてて書かれた名著が「となりの億万長者」だ。
ここではそんな資産作りの名著から幾つかのポイントを抜き出して紹介しよう。
蓄財優等生か劣等生か
まずは、あなた自身が蓄財優等生かどうか判断する必要がある。
現在の資産額が、期待資産額を上回っているかどうか計算してみよう。
期待資産額 = 年齢 x 年収 ÷ 10
この期待資産額の2倍を超える資産を持っていれば優等生。
半分以下の資産しか持っていなければ劣等生となる。
一般的に若いひとは、劣等生になりやすい。
ちなみに、23歳のときの筆者は、
23歳 x 600万円 ÷ 10 = 1380万円 ですが、当時はたったの80万円しか持っていなかった。
上記計算で、蓄財劣等生であれば、次の秘訣を参考にしてほしい。
もし、蓄財優等生ならば、あなたのお金の管理方法をこのまま続けて欲しい。
成功の秘訣
収入よりはるかに低い支出で生活する
収入 = 支出 では、お金持ちになれない。
それは、働いても、働いても、一向に資産が貯まらない状態のラットレースだ。
収入 > 支出 の状態にするために、支出をコントロールする必要がある。
資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している
調査によると、蓄財優等生(=となりの億万長者)は、蓄財劣等生(=稼いでも使ってしまう人)の2倍の時間を資産運用のためにかけている。
つまり、となりの億万長者は、蓄財劣等生が買い物にかけている時間を、投資にかけていることで、資産を築いている。
お金の心配をしないで済むことの方が世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える
お金の心配をしないで済むことの方が世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える
実は「となりの億万長者」はロールスロイスには乗っていません。
アマゾンのCEOジェフ・べゾス氏は世界で一番裕福な人物だが、同氏が乗っている車はホンダのアコードだ。
1999年には、アメリカCBSの番組「60ミニッツ」のインタビューで、べゾス氏は自身のアコードの運転席からボブ・サイモン(Bob Simon)氏に対し、「この車は非の打ちどころのない、良い車だ」と語っている。
つまり、「『となりの億万長者』はステイタスの高い車ではなく実質的な価値を重視している」ということだ。
まとめ
これからのリモートワーク社会では、田舎に住むことで簡単に支出を抑えることができ、通勤を省いた時間で投資をし、世間体が気にならない小道を軽自動車で走る時代がやってくるかもしれません。もしかしたら、高知の山奥に住む イケハヤ @IHayato のような人がこれからの億万長者の新しいスタイルになりそうだ。
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