報道されているような国別の感染者数は人口の大小に影響されるため、単純に比較できない。
そこで人口100万人あたりの統計でみることで、より客観的に状況が判断できる。
100万人あたりの死者数推移のグラフ
下のグラフはX軸が、3月6日から4月20日の日付となる。
Y軸が、100万人あたりのCOVID-19で亡くなった人数を指す。
こちらのグラフを見ると、日本は100万人あたり2名を下回っています。
一方、米国は100万人あたり100人を超えており、イタリアは100万人あたり200名を超えている。
つまり、日本とは全く状況がことなる。
感染者数の実体は検査体制の影響で実体を反映していない恐れがある。
しかし、死亡に至るほどの重篤な患者に対してPCR検査を実施しない状況は考えにくい。
日本の重篤患者を出させない感染抑止は現時点では機能していると考えられる。
追記:5月22日の情報
100万人あたりの死者は、イタリアは539名を超えている。
米国は、290名を越え、ドイツは100名に迫っている。
一方、日本は死亡者は増加しているが、100万人あたり6名の死者と他国に比べると圧倒的に低い状況を保っている。
1000人あたりのCOVID-19テスト数のグラフ
それぞれの国で1000人あたりどれだけのテストを実施しているかを示したグラフがこちら。
4月21日時点で、日本は1000人対して約1名のテストを実施している。
一方、米国は1000人対して約12名のテストを実施している
ドイツは、1000人に対して、約20名のテストを実施している。
日本でCOVID-19の検査を米国と同程度したと仮定しても、100万人あたりの死亡者数は圧倒的に少ないことがわかる。
COVID-19テストの実態
筆者は先週の金曜日に発熱のため病院で診察した。しかし、COVID-19のPCR検査は受けることができなかった。
5日間薬を飲んで自宅療養しながら、リモートワークして回復した。
結局、新型コロナウイルスに感染したのかどうかも分からない。
完全なロックダウンをしない状況でも、日本は圧倒的に死者数が少ない。
おろらく何か生活習慣や衛生環境がいい方向に働いているようだ。
また、食べ物やBCGワクチンの接種などいろいろな要素が関係するかもしれない。
因果関係はきっとずっと後にわかってくるだろう。
まとめ
日本は、欧米諸国と比較すると圧倒的にCOVID-19死者数が少く、パンデミックの状況下でも感染爆発抑止ができている。
状況は日々変化しているので、今後悪化する可能性は否定できないが今のところ日本の新型コロナ対策は健闘していると言える。
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