Canon LBP621C(カラーレーザー プリンター)の設定 (Linux編)

IT

在宅勤務手当の一環として、$350ドル分の費用が頂けた。

コロナ渦でも恵まれているので、ホント感謝しかない。

そこで今回カラーレーザープリンタを購入したので、その時の作業メモを紹介しよう。

Satera LBP621Cとは?

価格.comのカラーレーザープリンターでは、2020年12月時点では人気売れ筋ランキング1位だ。

スキャンや両面印刷ができない分、本体価格もかなり抑えられている。

ランニングコストも、カラー18.0円、モノクロ3.4円と割安だ。

これといって特徴はないが、給紙枚数は251枚、有線LAN、無線LAN、USBケーブルで接続可能だ。

ドライバーのインストール

CD-ROMには、Windows向けのドラバーが用意されているが、Linux向けのドライバーは梱包されていない。

そこで、別途下記URLからダウンロードする必要がある。

キヤノン:サポート|ソフトウエアダウンロード
LIPSLX/ CARPS2 Printer Driver for Linux Ver.5.50 (32bit & 64bit)

Ver5.2の動作確認済みOSの一覧は、こちらだ。

  • Cent OS 7.7 (64bit)
  • Cent OS 7.8 (64bit)
  • Debian 10.3 (32bit/ 64bit)
  • Debian 10.4 (32bit/ 64bit)
  • Fedora 30 (32bit)
  • Fedora 31 (64bit)
  • Fedora 32 (64bit)
  • Ubuntu 18.04 (32bit)
  • Ubuntu 19.10 Desktop (64bit)
  • Ubuntu 20.04 Desktop (64bit)

ファイルを展開し、rootユーザでインストーラを実行しよう。

$ sudo ./install.sh

すると、ドライバーをインストールし、CUPSサービスも再起動してくれる。

続けて、プリンタの登録画面が表示される。

その前に、プリンタのLAN接続をしよう。

プリンタの設定

購入時点でトナーも設置されているので、電源を入れ、簡単な初期設定をするだけで使用可能だ。

電源を入れると、時刻の設定画面が表示されるので、時刻合わせをして、次を押そう。

そのあと、LAN接続の設定をするのだが、自宅環境ではDHCPからIPアドレスを取って来れず、169.254.135.xxがプリンタに設定された。

ちなみに、他のデバイスでは問題なくIPアドレスの取得ができる。

そこで、手動で設定することになるのだが、とくにマニュアルもないので、いろいろボタンを押しながら、試していった。

参考までに、今回固定IPアドレスを設定するためのボタン操作は、こちらだ。

ホーム-> メニュー->環境設定->ネットワーク->TCP/IP設定->IPv4設定だ。

プリンタのIPアドレスを設定したら、Linux側で設定を継続しよう。

プリンタの登録

ドライバーをインストールすると、最後に次のようなメッセージが表示されるので、Yを入力しよう。

インストールが完了しました。
続けてプリンタの登録を行いますか? [Y/N]Y

すると、Canon Printer Setup Utilityが表示されるので、追加ボタンを押して、リストからLBP621Cを選択しよう。

ネットワーク経由でプリンタを接続している場合は、lpdのプロトコルを選び、IPv4: xx.xx.xx.xxとIPアドレスを指定しよう。

以上で、登録が完了だ。

WEBポータルやユーザ登録

設定したIPアドレスにブラウザでアクセスすると、用紙やカートリッジの残量が確認できる。

また、ユーザ登録をすると、購入から1年保証する保証書のダウンロードもできるので、購入直後に忘れずに実施しよう。

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